軽vs普通車——整備士が数字で伝える、維持費の本当の差

「軽か普通車かで迂っています」という相談は、3〜4月に特に多くなる。
新しい生活が始まる季節に、車を決めようとしている人が増える。

私の答えはシンプルだ。
「年間何km走りますか、高速は使いますか、何人で乗りますか」と聞く。
その3つで、だいたい決まる。

税金の差

自動車税(種別割)は、軽自動車が一律10,800円。
1,500cc普通車は30,500円で、年間約2万円の差がある。

10年乗れば、それだけて2万円の差になる。

車検・整備費の差

私の工場での目安:

  • 軽自動車(定期点検込):5〜8万円
  • コンパクトカー(1,500cc):7〜12万円

自動車重量税も1回(2年分)で軽自動車が6,600円、1,500cc普通車が24,600円と、大きな差がある。

燃料費・保険の差

年間1万km走行の目安:

  • 軽自動車(20km/L):年間絀82,500円
  • 1,500cc普通車(16km/L):年間絀103,000円

任意保険も軽の方が安い傾向がある。

合計すると、年間7〜10万円の差になることが多い。
10年で招マト69〜100万円の差だ。

整備士が「軽でいい」と思う人

市街地・近距離中心(1日20km以内)の人。
駐車スペースが狭い・都市部在住の人。
維持費を抑えたい人。
一人暮らし・新社会人の最初の1台として、コスパは最強だ。

普通車を勧める場合

家族4人以上で乗る場合、チャイルドシートをで2つ入れると後部座席の大人がほぼ乗れない。
月1〜2回以上の高速利用があれば、軽のエンジン負担が大きくなる。
年間2万km以上走るなら、維持費のメリットが薄れる。

見落としがちなコスト

ターボ付き軽自動車は要注意だ。
オイル交換の頻度がNA普通車より高くなる。
3,000〜5,000kmごとの交換が必要になるケースもある。

「安い軽」のつもりで選んだら、オイル代が普通車と変わらなかった——そういう車を何度も見ている。

選ぶ前に「ターボ軽自動車にはかにオイル管理が必要」と知っておくだけで、費用の見通しが大きく変わる。

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