自動ブレーキは、ドライバーの代わりに読む——2026年義務化が変えるもの、変えないもの

フロントガラスに飛び石が入ったとき、私はまずカメラの位置を確認する。
最近の車は、ブレーキを自動でかけるためのカメラが、そこに付いているからだ。

ガラス交換後にエーミング(校正)をしないまま乗り続けている車を、何台も見てきた。
「自動ブレーキが付いている」と思っていたら、実は正常に動いていなかった——そういう話だ。

2026年8月1日から、全国の新車に自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)の搭載が義務化される。

義務化のスケジュール

段階的に進んでいる。

  • 2021年11月~: 国産新型乗用車に義務化
  • 2024年7月~: 国産新型車に「自転車橋知」の追加義務
  • 2025年12月~: 国産継続生産車に義務化拡大
  • 2026年8月~: 輸入車継続生産車に義務化+国産継続生産車への自転車橋知義務
  • 2027年9月~: 軽トラックにも義務化

2026年8月以降、日本で販売されるほぼすべての新車に搭載されることになる。

今の車はどうなるか

今乗っている車を慕てて買い替える必要はない。
義務化の対象は「これから販売される新車」で、現在所有している車の車検や売買には影響しない。

ただ、整備士として正直に言えば、搭載車と非搭載車では、事故時の結果に差がある。
私の現場でも、自動ブレーキが作動して大事故を防いたケースを見てきた。

センサー方式と整備のポイント

単眼カメラ方式
軽自動車に多い。夜間・悪天候で性能がやや落ちる傾向がある。

ミリ波レーダー方式
天候の影響を受けにくい。歩行者の橋知第度はカメラに劣る。

カメラ+レーダー併用
最も高性能。中・上級グレードや最新の軽自動車に普及している。

整備士からの注意点:

  • フロントガラスの飛び石は早めに修理する(カメラ方式は視野に影響が出る)
  • バンパー脱着・ガラス交換後は必ずエーミング(校正)を受ける
  • センサー周辺の泥・雪は出発前に払う習慣をつける

新車を選ぶ際の3つのポイント

橋知対象の広さ
車両+歩行者だけか、自転車・夜間・交差点での対向車まで橋知するか。

作動速度役
メーカー・グレードによって局がある。高速道路をよく使う方は、高速役でも作動するシステムを選ぶべきだ。

JNCAP評価を参考にする
国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)が実施する「自動車アセスメント(JNCAP)」で、車種ごとの安全性能を☆で確認できる。JNCAP公式サイトで無料で確認できる。

最後に

自動ブレーキは「事故を完全に防ぐ装置」ではない。
あくまでドライバーの補助だ。過信は禁物だ。

その上で、正しく使うにはエーミングをきちんとやる、センサーを清潔に保つ。
それが、この装置と正しく付き合う方法だと思っている。

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