求人を出しても応募が来ない。来ても辞める。
その繰り返しの中で気づいたことがある。
採用だけをどうにかしようとしても、根っこが変わらない限り同じことになる。
整備士が辞める理由は、給与だけではない
整備士が離職する理由を聞かれるとき、「給与」を真っ先に挙げる人が多い。
ただ、私の経験では、もう少し複雑だと思っている。
「頂張っても評価されない」「将来が見えない」「事務が多すぎて整備に集中できない」
こういった声の方が、実際には多い。
給与は大事だ。ただ、給与以外の部分を変えずに給与だけ上げても、
同じことが繰り返される。
評価制度:3つの軸で整理する
私の工場で進めているのは、3軸の評価だ。
技術力(対応できる車種・作業の幅、診断の精度)、
顧客対応力(説明のわかりやすさ、リピートへの貢献)、
チームワーク(後輩指導、情報共有、繁忙期の連携)。
「売上」や「作業台数」だけの評価では、
技術力の高いスタッフが正当に評価されないことがある。
3軸に分けると、何が認められているかが見えやすくなる。
DXは、評価の「見える化」に使う
評価制度を作っても、記録の仕組みがなければ形骨化する。
Notionで整備記録・顧客対応記録・ミーティング記録をデータベース化することで、
評価のもとになる情報が日常の業務の中に積んでいく。
「評価のために特別に記録する」ではなく、
「普段の仕事をしていたら、記録がたまっていた」という状態が理想だ。
採用は、工場の状態の結果として変わる
最も有効な採用戦略は、「今いるスタッフが辞めない工場」を作ることだと思っている。
評価制度で「頂張りが見える」環境を作り、
DXで「整備以外の仕事を削る」ことで、
スタッフの定着率が上がる。
定着率が上がると、「あの工場は長く働ける」という評判が広がる。
それが、次の採用につながる。
急いで人を増やそうとするより、時間はかかるが硪実だ。
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